『カネの為に、正義も真実も曲げられて行く！』
あの徳田虎雄さんの「病院」は、最初は、誠に「結構」な病院でした。
無医村に、立派な病院を作り、地元からも感謝されていました。
『最初は誰でも、純粋に、正義の道を歩き出します…』
しかし、世の中『カネ』が入らない事には、『正義』も機能しない
「矛盾」を産む事になります。
「病院」と言う場所は、とにかく、「検査！検査！」で、何か悪い所
がないか、徹底的に探す所です。
「そうしないと、カネが入らないからです！」
どんな人間にだって、「一つ位は、悪い箇所」があって、普通なのに、
「あっ、こんな症状を、放っておいたら、死んでしまう！」と、言って
大げさな事を言われます。
…これと、良く似ているのが、「欠陥建築」です！
今は、企業から訴えられている様な「インスペクター」も、きっと、
最初は「純粋な正義感」を持って居たと思います。
そのうち、「何が何でも欠陥を見つけなければ！」と、言う意識に
なり、ついには、「欠陥でない建物」まで「欠陥だ！」と、言う様に
なったのでは、ないでしょうか。
サラリーマンには、理解出来ないと思いますが、「医者」も「建築士」
も、フリーで仕事をしていますから、誰も「給料」なんてくれません。
自分の「食いぶち」は、自分で稼がないといけない訳です！
…ですから、（あってはいけない事だけれども）
『目的の為には、手段を選ばない』事が、起きて来るのだと、思います。
訴えられている「インスペクター」も、きっと、生活に困って、企業に
迷惑をかけたのではないでしょうか。
ネットでは、「あいつは、３流大学出身」等と、書いているのを見かけます
が、もっと、「このインスペクター」が、立ち直れる手段を、考えてあげ
ないと、いけませんね。
…『そもそも、建築士なんて、大した資格でも何でもないです！』
インスペクターが大いばりするのも滑稽ですし、それを、信じすぎる人も
滑稽です。
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『病人をつくる病院』『欠陥をつくるインスペクター』
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