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Channel: 欠陥建築バスターズ
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静かな佇まいを演出する建築家と店内BGMがうるさい店

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建築家たちの写真は、なぜ、横を向いて、宙を見つめているのか?


物静かな佇まいを演出しているのでしょう。


顔は正面を向かず、斜めを向いている。

その目は、見えないものを見つめている。

スーツ姿ではありません。

おしゃれでシックなシャツを着ています。


写真は、カラーではなく、白黒かセピア、モノクロです。


履歴書の証明写真や、免許証の写真とは、全然違います。


格好いい写真の撮り方じゃありませんか!!




でも、なぜか、建築家の写真を見ると、笑ってしまうのです。

アーティストを気取った、その演出が、『お笑い』に見えてしまうのです。



物静かな建築家たちの一方で、街のお店の店内音楽がうるさいのなんの。


先日、買い物でホームセンターに行きました。

店の中は、大音量の店内音楽が鳴っていました。

あまりの大きい音楽に、一緒に買い物に来た家族と話す際、大声で話さないといけなくて、参りました。


このホームセンターは、以前は静かだったのです。

たまに店内放送がある程度だったのですが。


ふと、店内を見渡すと、お客さんがいないのです。

店員も見当たらないのです。

広い店に、私と家族だけ?



なるほどね。


これは、不景気の象徴です。


店の客足が少なくなると、音楽を流し始めます。

お客さんがいなくて、しーんとした店内をごまかすために、音楽をかけるんです。


要するに、賑やかさを演出するのです。


音楽を流したところで、客足は増えません。


次第に、エスカレートして、音楽のボリュームも上がって、大音量になってきます。



従いまして、『店内音楽(店内BGM)がうるさい店は、儲かっていない』ということです。


このようなお店は、近々、閉店する可能性もあるでしょう。



街のお店では、店内音楽がうるさくなったところ、結構あります。


他にも、たまに行くスーパー、半年ぶりに行った自転車販売店、商業ビルテナントに入る定食屋など、急に店内音楽を流す店になっていて、驚きました。

そして、これらのお店全て、お客さんがぐんと減っていました。


店内BGMは、商用なので、著作権の問題もあります。

迂闊に音楽をかけることができません。

著作権料を支払って、店内音楽をかけているならいいのですが。



売上が激減していて、閉店間近のお店 → 店内BGMをガンガン流す


物静かな演出を好む建築家とは、正反対の現象です。



人の心理って、興味深いですね。




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