『インスペクター(建物調査)は国家資格でもなんでもない!』
このところ、急に「インスペクターから被害を受けたがどうすれば良いか?」と、言う
お問い合わせが、多くなっています。
そもそも、欠陥建築裁判の時に、その建物を調査して、どこにどんな欠陥箇所があるか
をまとめた「鑑定書」を作成するのは、原告側が用意した「建築士」又は、裁判所が、
選任した建築士が行います。
この建物調査の作業をする人を、「インスペクター」と呼ぶわけですが、別に、国家か
ら「あなたは優秀な建築士なので、インスペクターになってください。」と、言われて
なる訳ではありません。
当然、国家から「インスペクター」の資格を与えられている訳でもありません!
日本での「インスペクター」は、建築士として「設計業務」が少ないので、その収入
の穴埋めで行っている場合が、ほとんどなのです。
これらの「建築士」が、特に優秀でも何でもないのです!
さて、この様な「インスペクター」の収入源は、建物を調査して、欠陥があるとかない
とかを「報告書」にする事なのですが、裁判事件でもない限り、そんな依頼をする人は
居ない訳です。
そこで、一部の悪質な「インスペクター」は、「あなたの家は、大変な欠陥建築です。」
「裁判をすれば、絶対に勝てます!」「私が鑑定書(報告書)を書いてあげます。」
…と言って、仕事を取る訳です。
こう言う「インスペクター」は、自分のHPを持っていて、如何にも自分が大先生である
かのような宣伝を、自ら行っています。
…私のところに相談に来る「被害者達」は、「弁護士が裁判をしても、勝てないと言っ
て居るのに、インスペクターの先生が、絶対勝てると言い切るので、信用してお願いし
たら、裁判で大負けしました。どうすれば、いいのでしょうか?」…と、泣きついて来
ます。
更に、様々な事を聞いてみますと、建築士(インスペクター)では、する事を法律で
禁じられている「法律相談」までして、お金を取っている事例までありました。
…この行為自体に、「非弁行為」(弁護士でない者が法律相談を有料で行う行為)で
ある疑いがあります。
皆さんが、インスペクターから被害に遭わない様にする為には、押し売りならぬ「押
しインスペクター」を信用しない事です。
そして、必ず彼らとの会話は、「ICレコーダー」で録音しておき、証拠を残しておく
事です。
また、最近では「インスペクター」の起こす事件が多く、社会問題になっていますの
で、もし、被害を受けてしまったら、国の機関に必ず相談する事です。
国の機関も頼りないですが、多くの人から「被害報告」があれば、きっと、重い腰を
あげるに違いありません。
「消費者センター」や、建築士を監督する「国土交通省」に相談すると、良いでしょう!
…はっきり言って、「欠陥建築裁判」で勝てるケースは稀です。
ほとんどの場合、裁判費用にもならない「一部勝訴判決」で終わってしまいます。
この様に、「絶対勝てる裁判なんて無い!」のです!
様々な人の意見を聞く事は、非常に重要な事ですが、騙されない様に注意する事が、
必要な世の中です。
特に「インチキな人間」ほど、「自分は優秀なんだ!」と、言いたがるものです。
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