『杭の問題で、建物が傾くと考えて良いのか?』
まず、最初に、私のブログの愛読者様から、『貴重なご意見』を頂戴致しました。
『あなたは、建築知識もあり、周囲からの信頼も厚いのに、ブログで、あのロックマウンテン(日本語を英語に変換)みたいに、下品な表現を使わないでください…』
…確かに、あのロックマウンテンさんみたいに、最近、私のブログの文字が大きいし、アホ、バカ、マヌケと、罵詈雑言繰り返して居りました!
『私は、ロックマウンテンとは、人格が違うから、下品な表現はやめにしますので、ヨ ロ シ ク !』
でもね…
あの、ロックマウンテンさんが、また、『横浜の欠陥マンション事件』に関して、きっと、何かコメントするので…
『私が、先に書いちゃいます!』
今、話題になっている、『横浜の欠陥マンション事件』ですが、マンション地下の杭の設計に問題があったと言われています。
…このマンション、2棟の建物が、L字状に直交して建てられ、2棟の建物を『エキスパンションジョイント』でつないでいるモノと思われます。
そして、2棟のマンションの手すりの位置が、2.5センチメートルほど食い違ったので、建物の傾斜が発覚しました。
『皆さん、けしからん事だとおっしゃいますが…』
私も、決して良い事とは申しません…
『しかし、ほとんどのビルやマンションは、僅かに傾いています!』
…どのビルもマンションも、建築直後は、真っすぐなのに、なぜ、次第に傾くのでしょうか?
その鍵は地盤!
今回の『横浜の欠陥マンション』では、地中の杭の内、数本の杭が、建物を支える硬い地層に到達していなかった様です。
『しかし、杭は何本もあり、たった、これだけの理由で、建物が傾斜したとは考えられません!』
ここで、『杭と地盤』の関係を、わかり易い例えで説明します。
…今、陶器のお皿の上に、四角い豆腐がのせてあるとお考えください!
『陶器のお皿が、硬い地層で、その上の豆腐が、柔らかい地層です。』
この柔らかい豆腐の上に、水が一杯に入ったお椀を置いたら、どうなるでしょうか?
『当然、傾いて、倒れてしまいます!』
…この状態が、マンションの下に杭が無い状態です。
では、今度は、豆腐に、お皿に達する迄、何本も『つま楊枝』を刺してから、先ほどと同じ様に水の入ったお椀を置いてみます。
『今度は、つま楊枝のお陰で、お椀は豆腐に食い込まず、倒れないはずです!』
…この状態が、マンションの下に杭が入った状態です。
では、この『つま楊枝』を刺した豆腐ののった皿を、揺すってみましょう。
『ものすごく、揺れますね!』
この実験で、何が言いたかったのかと言うと、杭を入れても、硬い地層の上に柔らかい地層があると、地震の時に大きく揺れるのです。
『横浜の欠陥マンション』は築10年と聞きます。
その間に、『東日本大震災』もあり、私の様な技術者の目から見ると、この程度の狂いは珍しく無く、騒ぎ過ぎに思えます。
結局、住民が大げさに騒ぎ、建設業者側も、杭の設計深度に問題があった事を認めたので、今回の事件に発展しました。
『欠陥というよりも、やはり、地盤が悪かったと言うのが真相なのです!』
築5年も経つと、マンションやビルは、多かれ少なかれ、傾斜してきます!
『貴方の住むマンションも、きっと、傾斜していると思います。』
ここで、本日の結論!
『マンションは買ってはいけない!』
『企業相談、交渉』→『欠陥建築バスターズのHP』
『一般の無料相談』→『欠陥建築バスターズのHP』
『不動産探偵ブログ』→『不動産コンシェルジュのブログ』