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屋根裏のボルトが緩む意外な理由とは!?

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『建物の不具合は、大工の責任だけではない!』



何年か前、「欠陥建築」を題材にした番組の中で、よく見る「建物検査の建築士」が、天井

裏を懐中電灯で照らして、大袈裟にこう叫びました!


「あっ! 何て言う事だ! 天井裏の火打ばりのボルトが緩んでる!」

「とんでもない、欠陥建築だ!」




…実際に、私も同様の「問題箇所」をいくつも見て来ました。

実際に、火打ばりのボルトが緩んでいる事は、良く見かけます!



しかし、大工を呼び出して、「なぜ、ちゃんと、ボルトを締めなかったのですか?」と、

聞いてみると、「いえ、旦那、ちゃんと、しっかり、ボルトは締めやしたぜ!」と、言うん

です。



私としては、職人が嘘を言っているとは思えないので、もう一度、天井裏を覗いてみると、

材木の表面が、金粉をまぶした様に、キラキラ光っているのです。

更に、良く、観察してみると、僅かですが、材木がひねった様に変形してるのを、見つけま

した。



…これは、どう言う事かと言うと、材木を切り出してから製材するまでの期間が、短い為に、

十分に原木が、乾燥していない内に、製材してしまった事を証明している現象です。


つまり、金粉の様にキラキラ光るものは、「樹木の樹液」です。材木が建築後に収縮して、

材木内部の圧力が上がり、材木中に閉じ込められていた「樹液」が、材木の表面にしみ出し

たものです。


また、材木がひねった様に変形しているのは、やはり、原木の乾燥が十分でなかった為に、

建築後に材木に乾燥が生じて、ひねった様な変形を起こした訳です。




昔の、宮大工なら、こんな間違いはしなかったでしょう!

意外と、「建築士」でも、こう言う「木の性質」をわかっていない人が、ほとんどです。


…これらの現象は、宮大工が言う、「木があばれる」状態です!



実は、先ほどの、「ボルトが緩む」現象も、材木が乾燥して「収縮」が起きた為に、起こ

った現象だったのです。




世の中には、こんな事も分からずに、「欠陥だ! 欠陥だ!」と、大騒ぎして、やる必要

が全く無い、「裁判」を起こさせる建築技術者が居るのは、誠に恥ずかしい事であります。



多くの「大工」が「建築士」を馬鹿にし、腹いせにワザと「欠陥建築」を造ったりするのは、

「建築士」が「伝統建築」をほとんど知らず、「木があばれる事さえ知らない。」からなの

です。



多くの「欠陥建築裁判」で、全く勝てない理由は、「欠陥の様で欠陥でない不具合」が、多い

事も起因しています。



皆さんも、もし、「これは欠陥かな?」と、疑問を持ったら、まず、「欠陥建築バスターズ」

の無料メール相談で、確認して下さい。


「欠陥建築バスターズ」は、日本を代表する「建物調査会社」です。






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